ダンパーは、風量調節用、 防火用、逆流防止用など様々な目的で設置されている装置のことで、いろいろな種類があります。
本記事ではダンパーの種類、特徴、おすすめダンパーなどをご紹介いたします。
ダンパーとは?
ダンパー(Damper)は、英語で「湿らすためのもの」「押さえ付ける力」「妨げるもの」「(機械の)調整弁」などの意味を持つ言葉です。
振動エネルギーを軽減することや調整する目的で取り付けられている装置のことをダンパーと呼んでいます。
空調装置、自動車、鉄道車両などに用いられることが多いです。
ダンパーの種類
ダンパーというと空調設備に取り付けられている装置のことを指すケースが多いです。
実は、空調設備以外にも様々な機能や役割を持ったダンパーが存在しているのです。
ダンパーの種類について見ていきましょう。
1.防災用ダンパー
防災用ダンパーは、火災が発生したとき動作する装置です。
延焼防止、煙や熱が噴出するのを防ぐ目的で設置されます。
建築基準法や消防法によって、設置が義務付けられています。
防災用ダンパーには、以下のような種類があります。
- 防火ダンパー(FD)
- 防煙ダンパー(SD)
- 排煙用防火ダンパー(HFD)
- 防煙・防火ダンパー(SFD)
- ガス圧式防火ダンパー(PFD)
- 避圧ダンパー(RDなど)
火災や防災対策を考えている方は、これらの防災用ダンパーの導入を検討してみると良いでしょう。
2.風量調節用ダンパー(VD)
風量調節用ダンパーは、風量を調節するために設置される装置です。
「Volume Damper」、もしくは、「Variable Damper」とも呼ばれています。
風量調節用ダンパーを取り扱っている会社は様々あります。検討している方は各社に問合せしてみてください。
3.モーターダンパー(MD)
モーターダンパーは、遠隔操作のために設置される装置です。
この装置を取り付けることで、風量を機械的に調節することが可能となります。
「Motor Damper」と呼ばれています。
まとめ
今回は、ダンパーの種類や特徴などについて簡単にご紹介しました。
ダンパーには、防災用、風量調節用、モーター(遠隔操作用)などいくつかの種類があります。
また、取り扱っている会社の製品によって、ダンパーの機能や仕様が異なります。
防災用のダンパー点検は自社で、工事も当社株式会社サンワ建築防災では協力業者のもと工事を実施しております。