株式会社サンワ建築防災

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排煙設備が免除される居室・室の規定

2024/05/14

コラム

排煙設備が免除される居室・室

一定の基準を満たすことで、排煙窓を設けない部屋がつくれます。

下表のように一定の条件を満たす「室」または「居室」は、排煙設備の設置が除外されます。

対象となる建築物の部分 区画面積 免除のための条件 根拠となる
建築基準法令
高さ31m以下にある「室」
(法別表第一の特殊建築物で地階にある室は除く)
以下の基準を満たした室
  • 内装仕上げ:準不燃材料
  • 主要な出入口に防火設備を設置
告示1436号第4ニ(1)
100㎡以内 防煙区画 告示1436号第4ニ(2)
高さ31m以下にある「居室」
(法別表第一の特殊建築物で地階にある居室は除く)
以下の基準を満たした居室
  • 準耐火構造の床・壁、防火設備で区画
  • 内装仕上げ:準不燃材料
告示1436号第4ニ(3)
100㎡以内 内装下地・仕上げ:不燃材料 告示1436号第4ニ(4)
高さ31mを超える「室・居室」 100㎡以内 以下の基準を満たした居室
  • 耐火構造の床・壁、防火設備で区画
  • 内装仕上げ:準不燃材料
告示1436号第4ホ

「室」とは「居室以外の部屋」を意味しており、「廊下」も含まれます。

排煙告示のなかで、最も利用する頻度の高い規定のようです。

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